2005年09月28日

今夜、すべてのバーで / 中島 らも

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今夜、すべてのバーで / 中島 らも
講談社文庫 ¥560

以下あらすじより引用

薄紫の香腺液の結晶を、澄んだ水に落とす。甘酸っぱく、すがすがしい香りがひろがり、それを一口ふくむと、口の中で冷たい玉がはじけるような・・・。アルコールにとりつかれた男・小島 容が往き来する、幻覚の世界と妙に覚め日常そして周囲の個性的な人々を描いた傑作長編小説。吉川英治文学新人賞受賞作。

「人生は堤防の上を歩くようなものだ。」という話を何かの本で読んだことがある。何かに躓いて海側へ落ちるか、陸側へ落ちるかは大きな違いだ。でもどちらに転ぶかを決定するのはとても些細なことで、本人もどちらへ落ちるかわからない。また、目をつぶって歩き続けることができるときもあれば、這い蹲らないと前に進めないときもある。色々だ。

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