2008年08月08日

蒲公英草紙 / 恩田 陸

蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫 お 48-5)

蒲公英草紙 / 恩田 陸
集英社文庫 ¥500

青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから……、不思議な能力を持つという常野一族。槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。今を懸命に生きる人々。懐かしい風景。待望の切なさと感動の長編。

現実が少しずつ歪んでいくファンタジーっていうのが俺の好きなところ。しかし、本作は完全に現代の現実世界から離れてしまったような気がします。長編ゆえに、短編同士の絶妙な繋がりも楽しめません。

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