2006年08月07日

ゲド戦記 @新宿文化シネマ

ゲド戦記 @新宿文化シネマ
学生料金¥1,500

脚本がイマイチかなぁ。伝えたいメッセージを、台詞だけじゃなく、映画全体で表現して欲しい。映画っていうのは、台詞だけじゃなくて、登場人物のちょっとした仕草とか、光の加減とか、音楽とか、全体に渡って意図的に統一されたフォーマットとか、様々な要素が絡み合ってできあがるものだと思う。場合によっては台詞が無くても(ある意味、台詞以外で表現することが映画と文学の最大の相違かもしれない)、観客の心を動かすことができる。

あとは場のつなぎ、カメラワークが素人から見ても未熟。ゲド戦記を読んだのがもう10年近く前の俺が言うのもなんですが、原作を再現できてないと思った。ストーリーも支離滅裂。

見る前には、「なんであんなに酷評されるんだろうなー」と思っていたが、見終わると「言われてもしょうがないかな」という印象をうけた。新人監督という肩書きの他に、ジブリ作品の監督という肩書きもあるから余計厳しい評価をされるのだろう。ラピュタや紅の豚は何度でも見たいと思うけど、ゲド戦記はそうは思えなかった。

と、色々言いたいことはあるのだが、作品中で描かれた町並みは住んでみたい、行ってみたいと思うくらい魅力的で、テルーの唄も素晴らしかった。見るべきところはある映画だと思う。

* 8/7の記事です。表示投稿日は後日修正します。 *

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